7・8事件

◎似た雰囲気

 

昨日、安倍元首相が暗殺されたという報道が流れました。

 

そのことについては諸説ありますが、憶測や事実が入り混じり、結局事実確認はできないまま更なる混沌に突き進むことになるでしょう。

 

とりあえず、その報道など見たあとしばらくして、私が感じる社会全体の空気感が変わりました。

 

「この空気感は、どこかで経験したことがあるけれど・・・」と気づき考えていると、思い出しました。

 

9・11のあの時の雰囲気です。

 

そこからなにが起きていったか考えると、今後の展開を考える上での一つの目安になるかもしれません。

 

起きた出来事から感じる内容は、見せしめ、のろし、忠告(それ以上の脅し?)などです。

 

いま日本が置かれている状況から、穏やかな道筋を求めていける選択肢もかすかに残されていたと感じていたのですが、今回のことは「それを許さない」という印象を受けるものでした。

 

 

 

◎タガが緩む

 

外れる、まではいかないまでも、これから暴力の抑制が弱まります。

 

今回のことを機に、弱者を食い物にする、自分の都合で周りを力で押さえつける、短絡的な行動、思い込みによる暴走、そういったことが日常で増加していきます。

 

それが行きつく先は、先に書いたように9・11と似た流れではないでしょうか。

 

今回のことでショックを受ける人もいるでしょう。

 

メンタルに与える影響は、コロナで芸能人が亡くなった時のインパクトと似た感じもしますが、今回のパニックが向かう先は病気に対してではありません。

 

これまでも、負荷がこれから増えていく、という話を書いていましたが、今回の影響は根深く広く浸透しながら私たちの生活を揺るがすことになります。

 

目を向ける先、自分が行動に移す目的、そういったことを見失わないように気を付けてください。

 

火種を増やし、あちこちで燃え上がらせようとすることがこれからさらに活発になっていくように感じています。

 

相手を焚きつけて煽ることで紛争にもっていくやり方は、これまでも行われてきた実績があります。

 

追い込まれたらなりふり構わずやる、ということもこれから起きることはあると思っていましたが、そういう時期に入ったのかもしれません。

 

もし今後そういうことが増えたとしても、それらに振り回されて自分を見失わないように、自分が何を目的に日々生活の中で取り組んでいるか意識して過ごすことです。

 

 

 

 

◎余談

 

これから何年かの先、グダグダが続くかもしれませんが、それとは違う新たな時代に入っていく可能性もあります。

 

そこで礎となって芽吹く人たちがいるとすれば、いま目の前のことを自分のために取り組める人たちだと思っています。

 

 

 

明日の選挙を控え、先日までは変革に向けた新たな勢いを感じていたましたが、今回の事件で大きくグダグダにひきもどされはじめている感じがします。

 

どの党も課題を抱えているので、すべてが理想的な考えのもと実践できている、ということはありえません。

 

しかし、今ある問題に気づいて、それを無いことにしようとしているのか、問題を問題と自覚して取り組もうとしているのか、それはこの先で大きな違いとなっていきます。

 

さらにいえば、問題に気づいたとしても、実際にそれに取り組めるのか、はまた別の話ですが、少しでも前にすすめれば、それが「よりよく」です。

 

隠れているものを引っ張り出して歪みを解消する役割、理想で皆の意欲を引き出して前に進もうと働きかける役割、いろいろあります。

 

今回の選挙を前にああいうことが起きたということは、そこになにがしかの意図が関わっている場合、余裕がない状況に陥っているからこそです。

 

ひとつの大事な正念場だと思います。

 

一回一回そういった正念場に向き合い乗り越えていくことで、私たちは新たな可能性を見出し、よりよい生き方を見つけていくこともできます。

 

コロナも含めた様々な事柄が、これからも大きく私たちに負荷となって関わってきます。

 

そこで活かせる可能性をつぶさないようにしたいですね。

 

いろいろ感じていることがありますが、整理がつかないのでまた改めて書きます。

 

 

 

最後にひとつ、「N党はアリの一穴になりうる」といわれています。