◎一厘
親のため、子のため、人のため、組織のため、社会のため、国のため、世界のため、宇宙のため、神のため、動機や大義名分に正当化する根拠などなど、「※※のため」という言葉がよくつかわれます。
それ自体はやりたければやればいいことですが、気を付けてほしいところは、そこで自分が犠牲になっていないか、ということです。
自分を大事にしているようで、実は疎かにしていないでしょうか。
自分だけよければいい、というのもいいのですが、他を否定していてもどこかでうまくいかなくなります。
周りを否定しての自分だけではなく、全体につながる自分がよくなるように、それぞれが自立して自分のことを自分でよくしていけばいいことです。
自分がやりたくてやるのはいいのですが、誰かのためにやらなくてはいけない、ということはありません。
私達には自由があります。
全体がよくなるように、はいいのですが、その全体で自分が受け持てるのはどこでしょうか。
周りを見渡せば、途方もなく離れていてとてもできそうもないこともあれば、手が届いてできそうなこともあります。
その中で、一番の最小単位を無視していると、いつまでたってもその最小単位がよくなることはありません。
最小単位がよくならなければ、全体がゴールすることはありません。
グダグダが続く、現状維持が続く、というのは、ゴールしない、ゴールに向かわない、ということです。
この世界は因果応報という理のもと動いています。
最小単位がよくなるなりのことをしなければ、全体がよくなっていくことはないのです。
最小単位がよくならないようにしてしまえば、この世界はずっとグダグダです。
大義名分に酔いしれて自分がよくなるなりのことをしない、これは幼い私たちがよくやることです。
また、よくなると思ってやっていることが考えなしにやっていることであれば、やり方が間違っているのですから、たいして意味が無いことだったりすることもあれば、むしろ思っている方向とは逆の結果に至る場合もあります。
一度に一つ、ということを以前何度も書いていましたが、私たちはあれもこれもを同時にはできません。
できることは一度に一つなのです。
それをどう使うかその人の自由ですが、それは自分の運命を決めていく大事な手段です。
その大事なものを因果応報の仕組みの中で、私たちは使っています。
因果応報を分けて考えると、結果に至る行動のもとは、意識、無意識(思い込みなど)の自分の思いです。
私たちは、興味のないことや大事だと思わないことは行動に移しません。
はたから見るとくだらないことをやっているように思えても、本人はどこかでそれを優先してやるなりの理由を持っています。
私たちが判断の中で優先順位の一番高いことをやっているとわかると、実際に行動に移していることを通して、その人がなにを最優先して大事と考えているかがわかることもあります。
浄玻璃の鏡の前で自らの一生を見せられた時、そこにはその人のやってきたことが映し出されるのでしょうが、もしそうであれば、その人が何を大事に考えて生きてきたのか、ということを自覚させられることもあるはずです。
意味のある人生は、意味のあることをしないと意味のある人生にはなりません。
人に言われたことだけをやって、自分のためになることを安易にあきらめたり、考えなしにやって後悔しても、納得がいくことは少ないでしょうし、意味のある人生と納得して終われることも無いように思います。
私たちは、最小単位のエゴとしての自分を生きています。
その自分のためになることをやって自分の幸せのために生きられるのは、自分のことを自分でできるようになっていくことで行きつくところです。
自分がよくなることをしないまま「世のため人のため」といったところで、全体がよくなっていく要を見落としています、
社会のためと思うなら、それを構成して一番手の届くところにいる自分と目の前にいるその人、そこから考えていくことです。
◎厄災の龍
今年もやってきました!、という感じですが、先日の休みのことです。
車を運転中に前方の上空に巨大な龍が感じられました。
厄災の龍です。
ふてぶてしい表情でこちらをガン見しており、東京なのか首都圏なのかわかりませんが、その辺りでなにか起きる感じでした。
台風という感じでもなく、もしかしたらいま西日本を中心に雨を降らせ続けている天気の影響でなにかあるのかもしれません。
西日本の雨は数日続きそうなので、まだこれから被害が出てくる可能性もあります。
お気をつけてお過ごしください。
スーパーコンピューターでの予測など、調べれば出てくると思います。
絶対当たるものではありませんが、激しい雨が降り続く可能性があるとわかればできる備えもあるでしょうから、お住まいのエリアの予報など調べておくといいでしょう。
あと、今日出てきたお話です。
日本の首相が変わってエネルギーが一度リフレッシュされたものの、すでにその運のようなものを使い切りつつある、というようなことを以前書きました。
それはいまも続いており、その結果、自然災害が起きやすくなっているということでした。
特に首都圏はその守られ方が強かったのですが、これまでと異なり、これからは首都圏での被災も徐々に起きやすくなっていくといわれています。
これが今日聞いたことです。
例えば台風ですが、これまでは東京を直撃するようなことはあまりなく、少しそれて神奈川や千葉にそれていました。
しかし、今後は直撃したり大きめの被害がでることも増えていくのだそうです。
原因としていわれたのが、首相云々もあるのですが、なによりも国力の著しい低下が挙げられます。
国政のみだれや自他国やその他様々なものから蝕まれ侵略されつつあるため、国そのもののエネルギーがなくなってきたのだそうです。
グダグダに傾いているとはいえ、いまはあちこちで生き残りをかけたつぶし合い奪い合いが盛んに行われおり、強さを誇示しているような国や人でも内情は火の車だったりぼろぼろなので、一瞬の気のゆるみが命取りになるようなこともでてきます。
日本だけでなく他国もそれなりに大変ですが、いまは日本が矢面にたたされているのか人身御供となっているのか、日本の凋落が他国に比べて激しいということでした。
あと、珍しい感じでしたが、今回西日本が雨で被害を被っていることの他国への影響がある、ということをいわれています。
ざっくりしたことしか伝わってきませんが、世界のひな形としての日本の働きが一部現れるそうで、中国地方が被災しているように、ヨーロッパでもこれから似たような災害が起きるのかもしれません。
これは災害がそのまま起きるというよりも、コロナの変異株が猛威を振るうようなことも含め、負荷を感じる別のことが起きていくような感じがしたのですが、はっきりしませんでした。
とりあえず線状降水帯や梅雨前線などによる雨の被害は、これから数日間が一つの山場です。
その先、オリンピックでバタバタしながら、次の山場を迎えていくことになりそうです。
今できることは早めにやり、先送りにしたり、怠惰にかまけてあとで後悔しないようお気をつけてお過ごしください。