◎ 大渦(禍)
4月頃にでてきた話です。
「7月に地震があると噂されてますが、どうなんでしょうか?」という質問がありました。
地震がある感じはしませんでしたが、「人々の念が集まって引き起こしてしまう可能性がわずかですがある」ということをまずは言われていました。
そして、実際の地震というよりは、私たち自身の生活の基盤が揺れ動くようなことが起きる可能性のほうがはるかに高い、ということを言われていたと思います。
その頃からすでに私たちは大きな渦に飲み込まれながら、いまはゆっくり大きく流されている最中である、という感じの象徴的な映像をみせられています。
人によっては、船酔いしたようなふらふらした感じがその頃あったかもしれません。
その渦に飲み込まれるのが、7月。
7月終わりにある日本のあのイベントのあたりで、引き返せないとわかるくらいみなが深く飲み込まれていくのだそうです。
アニメで流行っている異世界転生のような感じもしましたが、それまでとはおおきくなにかが変わっていくような感じでした。
渦(うず)は禍(わざわい)という言葉に置き換えても見せられていますが、渦に呑まれてもみくちゃにされながら、中心軸のようなものが出来上がっていく光景も見えてきます。
渦中にある中で自分を見失わず、自分を生きることを見いだせたら、そこからなにか変わるのかもしれませんが、これは一つの見立てです。
一方で、あきらめれば藻屑となって終わる話です。
飲み込まれたそこから数年がさらに大変な大峠でしょうか。
とことんまで落とされる、という話も大本教なでではあるので、楽観視はすべてが終わってからでいいと思います。
アセンションという言葉がありましたが、あれはレベルアップをした人がいく世界です。
理屈で考えればわかることですが、レベルアップすることをなにかしてますか?
あまり夢ばかり見てると、怖くて目があけられなくなります。
悪夢でうなされるくらいなら、目の前のこと、自分のことでできることを気づいたところからやる方が、はるかにましです。
◎ 理屈で動くこの世界
因果応報が働くこの世界は、理屈でなりたっています。
有るものを有ると認め、その個々や関係性などを理屈で考えることで、自分の生き方に役立てていくこともできます。
しかし、不完全な私たちには、盲点や考え足りないことでその有るものがわからなかったり、時にはなんらかの思い込みでそれは有ってはいけない、と否定してしまうことすらあります。
理屈通りであれば腹を立てることもないのですが、理屈が通らないと思うと腹を立てたり許せなく感じます。
しかし、実際は理屈が通らないのではなく、理屈が理解できていないだけかもしれません。
その理屈の理解を邪魔しているのが、間違った思い込みです。
幼くて理解できないということはあっても、ある程度年齢を重ねれば、理解できることです。
ひろかねさんのお話は、誰もが受け流したり気づかない物事の道理を、理解して話してくださいます。
お話を聞くと、たしかにそうだ、とわかるのですが、日々優先的に考えていることを振り返ってみると、そういった事柄の大事さに気づいていないことがよくわかります。
なにかトラブルがあったとき、その解決に向けて状況を整理しようと事実を確認したり、道理や正論で話をしようとすると、ひどく怒る人がいます。
そういった方は、事実を事実としてみれない思い込みがあることで、「ゆるせない」「あいつが悪い」「理不尽だ」「屁理屈だ」と喚き散らちます。
事実と思い込みになんらかの差があるのです。
思うようにいかないのは当たり前ですが、それは私たちが理屈を理解して行動できていないから、ということもあります。
この世は弱肉強食といわれますが、それは正論よりも強いものの都合が優先される、という理屈がまかり通っていることを意味します。
そういう理屈を踏まえてどう生きるのか考えないと、きれいごとだけで食べていけるはずがありません。
世の中はお金中心でまわっており、お金があればある程度好きにでき、不満も減ります。
お金がすべてではありませんが、これまではほぼそう言い切れるかのような社会が続いていました。
そのお金を無視して生きようとしても、生きづらく感じる機会が増えるのは当たり前です。
そのことをクリアしないと先に進めない、それは「衣食足りて礼節を知る」という言葉にも表れています。
しかし、社会情勢が不安定になるにつれ、私達の生活も苦しく感じる機会が増えつつあります。
特にお金に関わることで、私達の生活の先行きはさらにひどくなりそうな感じがします。
自然災害の懸念もあるでしょうが、第三次世界大戦がはじまったのではないかと思わせるような報道を目にしたり、アメリカの経済が破綻しかけていると思える話を見聞きしたり、今後の増税の火種となるものに火がついてしまったのではないかと思える出来事が発生したりしているのを見ると、なかなか厳しいものがあります。
エゴの特性に従って現状維持に固執するのではなく、よりよく生きる生き方に変えていくことを、一つ意識して取り組んでいっていただきたいと思います。
◎ 余談
先日、6月2日のヤフーニュースで、ロイター通信の記事が紹介されていました。
「ウクライナが債務の返済を延期すると発表」「デフォルト(債務不履行)は初めてとなる」というものです。
一方で、2023年7月のスプートニクの記事ですが、
「ウクライナが債務不履行(デフォルト)に陥った場合、日本は世界銀行の主な融資機関である国際復興開発銀行(IBRD)の損失を、利子を含めてすべ負担する。世界銀行グループ・ロシア事務所の消息筋がスプートニク通信に明らかにした。」
とあります。
◎ 大本神諭の一節 明治三十六年旧六月
先日、久しぶりに大本教の大本神諭を読んでみたところ、いまの状況に似ているな、と思わせるところがあったので、一部抜粋して載せておきます。
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この小さい日本の国を、
大きな国が一(ひと)のみにいたして、
こんどの戦いにいちころにとりて、
世界中をわがものにいたして、
結構な日本の国をわれの遊びどころに、
日本の国をしたがわして、
われの自由にいたす仕組をしておるから、
日本の人民がそろうて改心をいたさんと、
日本の国ももうかなわんというとこまで、
いったんは行くぞよ。