◎変化を感じることで
７月からお一人モニターになっていただき、毎週定期的に頭に鍼を打つようにしています。
きっかけはネット上で見かけた画像でしたが、鍼治療で薄毛が変わるということが分かり、ちょっと興味がわいて試してみたいと思ったため、その方にご協力いただいて施術を始めました。
まだ一か月ですが、思った以上に効果があり、被験者の方ともども喜んでいます。
また、施術に関して気づかされたり考えさせられることもいろいろ出てくるため、例え試しにでも、実際にやってみることは大事だと改めて思います。
なにをやるにしても、効果や変化を実感できたり手ごたえがあると、やはりやりがいも出てきますし、その後の取り組みに対する意欲も違ってきます。
この意欲は行動に移すために使えるエネルギーですから、非常に大事なことだと考えています。
意欲というと、肯定形で話をすることで意欲が引き出されることを、ひろかねさんとの関わりの中で何度も経験させてもらっています。
以前、高齢者の方向けのマッサージをメインでやっていた頃は、力不足でなかなか効果が出ないこともありましたし、現状維持できればよし、ということも少なくなかったので、前より良くなるということが思いのほか少なく、モチベーションを保てなくて苦しんだこともありました。
そのため、自分の成長を実感できると気分がいい、ということを、ひろかねさんから最初にお話を聞いた時に聞かされたことがありますが、仕事でそれを感じることは多く、その通りだな、と思って聞いていたことを思い出します。
ただ、なんとなく数をこなしたり考えなしにやっていても、着実に力をつけていくことも、成長し続けることもありません。
自分で自分を変えないと変わらないですし、変えなければ変わらないのは、当たり前のことです。
自分の目指す方向があり、そこに向かって成長していくには、自分がそこに向かって変わっていくことが大事になります。
◎成長しやすい人
自分がやろうしていることについてセンスがいい人は、そのことでの理屈に合った正しさをすぐに理解できたり、細かなことにも気づきやすいです。
そしてさらに、自分もやろう、変わろう、と思っていると、他の人の優れた面やいいところに気づいて真似ることができます。
気が付かないと真似ることができません。
しかし、すごく些細なことでも気づいて変えていくことで、その人の変化はすぐには気づかなくても、修正を繰り返していくうちに積み重なるため、より大きな変化を遂げていきます。
小さなことから始めて、大きなものも変えられるようになっていくので、よくなっていく人は、ちょっとずつ変えていくことをしています。
日々の小さなことに気づいて、何気ないことをちょっとずつ変えていけば、全体が変わります。
私たちが日々やることは、こういうことです。
ほとんどの人が、「自分が一番正しい」という思いこみがあるので変えられません。
仕事場や家庭内でもよくみられる光景だと思います。
いろんな人がいて、いろんな存在がいて、個性の違い、レベルの違い、様々あります。
自分をよくするために学べること、真似られること、それは自分へのそうした思いこみがあったり、誰かへの特別視があるほどに難しくなります。
神さまだって千差万別です。
私たちも同じです。
以前も書いていますが、この世界には、完璧な人や存在もいません。
神さまを名乗る存在たちもたくさんいますが、自分の幸せは自分のためになることを自分がやった分だけ変わるのですから、誰であろうが、何を目的に話したり関わってきているのかわからない以上、鵜呑みにするようなことはするものではありません。
そこを、「誰」にこだわらず、「何」を言っているか、やっているか、そういうことに目を向け、考え自分の行動を変えられるようになると、誰かの都合で動かなくなる分、自分のために考えて行動に移すので、成長の速度が大きく上がります。
そして、自覚して取り組んだ分だけ、自分がなにをやってきたか意識できれば、それが自信につながります。
そして、誰かをあてにして生きるのではなく、自分を信じて自立していくのです。
◎覚醒してもしなくても
ある程度高い覚醒した人たちでも、働いてお金を稼ぎますし、服を着て、足で歩き、食べ物を食べ、出すものを出し、寝るときには寝ます。
最低限のことは私たちと変わらずやるため、人として生きることは変わらないはずです。
見えている世界が違うといっても、この世界を無視して生きていないのですから、肉体を超越するような覚醒でも果たさない限りは、私たちはエゴの自分を踏まえて生きていきます。
そこまでの覚醒は、この世界をキチンと生きた先で到達するもののようですので、覚醒を逃げ道にはできないとなれば、人として生きることはほぼどこまでもついて回るもの、ということです。
そうとわかれば、考えることはシンプルになっていきます。
身の丈に合った生き方、それを素直に認めて生きることです。
そこを歪めてとらえても無理が生じるだけですし、深刻に生きてもつまらないでしょう。
等身大の自分を認めて、それを踏まえて好きに生きる自由を理解していけば、不満も少なくなっていきます。
全肯定の考え方は、それを教えてくれています。
人としてのゴールなんて精神世界のことを知れば知るほど困難に思えてくることでしたが、同じエゴで生きているひろかねさんはそれを果たしているのですから、ひろかねさが教えてくれたことを真似たり考えて実践することで、私たちはそのゴールに近づいていくことができます。
幸せを感じる、生きやすくなっていく、そういうことの先でゴールを目指すこともできるのですから、ここで学べることを少しでも理解していただければと思います。
