苦しい今からの時期の働き方について 前編

◎不景気が加速していく

 

今回と次回は、エゴが嫌がりそうなことばかり書いていくことになると思います。

 

これから不景気が加速することで、リストラや倒産、減給、給与不払いなど、生活のためにお金を稼ぐことが、非常に大変になっていく可能性が急速に高くなっていきます。

 

いままで当たり前だと思っていたことが実際は身の丈以上のことだらけで、自分が特別だったり人より優れていたのではなく、ただただ恵まれていただけだった、そう気づくこともあるでしょう。

 

因果応報が早くなりやった分だけ返ってくるといっても、恵まれていた分を差し引いた分相応が返ってくるだけです。

 

しかも、カルマ解消と合わせてなので、10倍、100倍やっても、結果、今までより手にするお金は少ない、そういうことも出てくると思います。

 

そもそも働けない、再就職先が見つからない、見つけても採用されない、ハローワークも人であふれかえり、貯金もか細く、その日食べるものを買うお金にも事欠く、そんなことも自分を含めた身の回りの人たちの間では当たり前のようになっているかもしれません。

 

そして、人があちこちで亡くなっている、そういうことも耳にすると、一気に不安は高まることでしょう。

 

しかし、そうなってから挽回しようと思っても、死ぬ気でやればなんとかなる人もいるでしょうが、そうでない人も多数でてくるはずです。

 

また、無事に採用されても、なにかあればすぐに経営難になる可能性もあり、安心して暮らせるわけではありません。

 

そういう状況が、もう間もなくやってくるかもしれないのです。

 

 

 

◎必死に働きましょう

 

再雇用などで採用された場合、試用期間や研修中の心得ではありませんが、取り組み方で考えておくといいことを書いておきます。

 

その日のうちに習ったことはその日のうちにマスターする癖をつけ、なるべく後日に持ちこさない。

 

これくらいでいいだろう、で終わらせると、徐々にわかっていないところが増えていくので、即戦力として働けなくなります。

 

不況でどこも厳しい中、雇う側からすればたいして役に立たない人をだらだら雇い続ける余裕などないでしょう。

 

使えない、気が合わない、気に入らない、そう判断されたらすぐに解雇される可能性があります。

 

できるかどうかはともかく、すぐに結果を出せる人を雇いたいでしょうし、素直に言われたことをすぐに取り掛かれる人や、能力があってやる気がある人を採用したいとおもうのは、当たり前の話です。

 

自信なさそうに当たり障りなく話をし、言い訳ばかりで責任は取りたくないけど給料だけはしっかりもらいたい、という人に対して、一緒に働きたいと思ってもらえるでしょうか。

 

見定める時期でもあるので、必死でやらなくては継続して雇ってはもらえません。

 

また、新しい環境で働くのは、不慣れなことです。

 

とても疲れることです。

 

しかし、エゴ主体でみな生きているので、苦しい時代であればなおのこと、基本自分のことしか考えず、こちらを気遣ってくれることもないのが当たり前です。

 

そのなかで、方向性を見失わないよう気持ちをしっかり持ち、社会性も踏まえながら、できることなら一緒に働いていて気分がいいと思ってもらえるよう明るく元気にふるまい、即戦力になれるように取り組む。

 

そこまでやらないと、ただ言われたことだけやっていればいい、という働き方では今後通じなくなる、そう思っていいでしょう。

 

もてあますような財産がないのであれば、お金が中心に回っているこのいまの世の中で生きていくには、お金を稼がなくていけません。

 

必死に働かなくてはいけないのです。

 

これはごく当たり前の話です。

 

 

 

◎まずは「今」「ある」環境を最大限いかすことを考えて下さい

 

不慣れな環境でそのように必死でやっても、結果がでるまでには時間がかかるし疲れます。

 

そうなってから慌てて努力するよりも、今現在まだこれまでの環境で働けているのであれば、そこで働き続けられるなりのことをするといいでしょう。

 

自分の仕事を誰かがやってくれるわけではないので、その職場が少しでも長く存続できるように、これまで以上に必死に働いて、売り上げを立てることもしなくてはいけないかもしれません。

 

しかしそうすれば、これからのかなり厳しい世の中で、自分が生きやすい環境をすこしでも確保していくことができるかもしれないのです。

 

今ある環境で、「人間関係が気に入らない」「仕事が好きではない」、これらを理由に不満をため込んでいる方は多いと思います。

 

しかし、どこにいっても人との関係性はついてまわるのですから、自分が変わらなければいつまでもどこまでもその問題はついて回ります。

 

自分に向き合うことがその問題への解決策なのですが、それをしないで責任転嫁していれば、その問題は解決しないまま、いつまでも継続していきます。

 

相手のことを言う前に、自分が人間関係をよくする努力をどこまでしたのでしょうか。

 

好きでなくてもしっかり給料や保障がされているのであれば、生きるために稼ぐという大事な目的は果たせているのですから、そのことを認めて大事なことをやっていると自覚できているでしょうか。

 

不満を言うことではないところに不満をいっていれば、それを言い続けても何もよくならないのですから、よく考えることです。

 

経験の浅いやり慣れないことよりも、他の人より経験や知識などが長じているもので勝負した方が、目的にあった結果をだしやすいことはわかると思います。

 

不満を言っている自分に気づけたなら、まずそこをチェックして、考え方を見直してみることです。

 

それを何度も何度も何度もやり続けるのです。

 

いらしてくださってる方たちには、そうしたことを繰り返しやってもらっています。

 

方向性を決めて、それに基づいて自分をチェックし、気づいたところから考え方を変え、行動を変えていきます。

 

結果が変わるまでには時間がかかりますが、そうした取り組みをしながら他にも課題を見つけてその都度よりよくしていくと、職場はそのままでも働きやすくなりますし、不満が出なくなってから他の環境に移ったなら、同じ問題を持ち越すことはなく、気分良く過ごせるようになっていきます。

 

これは家庭の中の夫婦仲などもで同じです。

 

「一緒にいたいから、好きだから、大事だから、一緒に生活しているんだよね」ということを忘れて、不満を募らせていないでしょうか。

 

犠牲になることなく、互いの幸せのために支え合って生きていくいい機会です。

 

思い当たる人は今のうちに考えていただくといいと思います。

 

 

 

◎余談

 

前回のブログは、細かい言い回しなど、ところどころ加筆して補足等しました。